捨てる勇気 ー介護の職場環境の変革ー

私自身、次から次へと新しい仕事が入ってくると、どうしてもキャパオーバーになってしまいがちです。
ただでさえ、次から次へと新しい情報で溢れかえっている今日の社会では、情報過多になりすぎては心身の疲弊に繋がりかねません。

確かに、情報がすぐにキャッチできるという点においては、非常に便利な時代になっていると言えましょう。
しかし、その情報の中には、正しいものと正しくないものがあります。取捨選択をし、真実を見極める力が問われます。


そんな私が、キャパオーバーにならずに日々日頃から特に気を付けている習慣は、「劣後順位を付ける」ということです。
「劣後(れつご)順位」という言葉は聞き慣れませんよね。一般的には、対義語の「優先順位」という言葉ばかりが認知されていると思います。
優先順位は「何をやるか」を決めるものですが、劣後順位は「何をやらないか」を決めるものです。


私たちは、複雑な情報に溢れかえる日常の中で、忙しい毎日を過ごしています。
そして、経済が成熟している今、クリエイティブな発想や言動で付加価値をつけたサービスを展開しなければ生きていくことができない社会になっています。
しかもそれが、グローバルな競争に巻き込まれているわけですから、なおさらですよね。

そのため、組織は次から次へと新しいことにチャレンジします。すると・・・。
元々やっていたことが‘100’だとした場合、何か新しいことを始めようとすると‘20’が足されます。こうやって、気がつくと‘120’の業務量になり、次第に‘140’に膨れ上がり、気がつけば‘200’にもなってしまい、キャパオーバーになってしまうのです。

そうならないためにも、何か新しいことを始める前に、必ず「劣後順位化」を進めるようにしています。


まずは、無駄な作業や業務を徹底的に見直し・削り、今やっている仕事を’80’にします。
そうして、新しい‘20’を足すと、‘100’になるため、キャパオーバーになりません。
しかも、無駄なこともやめるため、生産性が向上します。
今やっているオペレーションで、「なんとなく続いていること」など根拠なき行動は、思いきって止めてしまいましょう。
そして、どんどんI C T化を図っていき、とにかく生産性を向上させることが大切です。


これからの時代は、「何かを選ぶ」と同時に「何かを捨てる」という選択が必須になるでしょう。
選ぶことは簡単であっても、捨てることは安易ではありません。

時代や環境はどんどん変わります。
新時代に置いていかれないように、とにかく捨てる勇気を持つことが大切だと考えています。

ただいまケアズ・コネクトはとってもオトクなキャンペーン中!
キャンペーン内容や、お申込みはこちらをご覧ください!