エピソードタイトル
感情の波及効果を観察する
どんなテクニック?
今回のテクニックは、感情から引き起こされた行動が、周囲にどのような影響を与えるか考えてみましょう、といったものでした。
例えばこんな状況です。
上司がカッとなって「あなたはだめ。なんでもっとがんばらないの?」と部下を皆の前で罵る。
一見、罵る対象は部下ですが、その周りで聞いている他のメンバーたちはどのような影響を受けているでしょうか?
聞いていてあまりいい気分にはならないですし、上司の性悪さを考えてしまったり、わだかまりを感じたり、そして「いつ自分にその矛先が向けられるか」心配してしまいます。
でもおそらくその上司は「叱りつければ、しっかり努力するようになる」と考えているのでしょうが、実際は恐れは警戒心となります。
メンバーに最高の仕事してもらうために大切なことは、
上司がリスクを取り(うまくいかないケースを想定して、策を練っておく)、
メンバーが目標に向けてのびのびと挑戦・努力でき、
そのがんばる過程での失敗を上司が許容してくれると感じながら前へ進む空気を提供出来ることだそうですよ。
すごくいいですね・・!? ?
私もそんな空気を出せる上司・リーダーになりたい!✊
逆に「上司に狙われたくない」と考えたチームは、怯えるだけで失敗を避け、言われたことしかできない・・・そして上司は「何もできないチームだ。メンバーの悪いところはどこだ?」と探すようになる。なかかか辛い循環ですね?
自分かもしれないな・・と感じられた上司の皆様に見ていただきたいポイントとしては、
- 自分の感情がどんな波及効果を及ぼしたかを知る
- 感情がでてしまったときのインパクトを細かく分析する
- その出来事のずっとあとに、周囲の人にどんな影響があるかを考える
- 周囲の人に直接、どのような影響を与えていたか聞いてみる
などがあり、波及効果を少しずつ理解することで「今回は波及効果をこのように活用しよう」と考えられるようになっていくそうです。
上司の方も、部下の方も、まだまだ成長出来るって余地があることって素敵なことだし、部下の方も「上司も成長していくんだなぁ・・」と感じることができれば、またきっといい関係はすぐに戻ってくると思いました。
今回私が学んだこと
すごく共感したエピソードでした。
きっと上司は誰かにがんばってもらうために「だめだ!」「うまくいってない!」「考えてやってるの?」とメンバーのいるまえで伝えているとは思うのですが、
想像するだけで恐怖で「自分が対象になりませんように・・・!」と祈るばかりです。
もちろんメンバーの成長の為に厳しく指導することも大切だと思いますし、伝え方次第ですよね。
「がんばりたい!」って思える伝え方、「挑戦するのが怖い・・」と思ってしまう伝え方、しっかり身につけていきたいと思います。
改めて「心理的安全性」って本当に大切ですね!
ということで、心理的安全性を知る5つの記事のリンクを貼っておきますね。
https://carez.jp/blog/?cat=29