連載13回「なぜ今、介護現場で心理的安全性が求められるのか」

介護現場の組織やチームで求められている重要な要素の一つに「心理的安全性」というものがあります。心理的安全性とは、「メンバーが気兼ねなく意見を述べることができ、自分らしくいられる文化が醸成されていること」を指します。この概念は、ハーバード大学のエイミー・エドモンソンモン教授が1999年提唱したもので、2016年にGoogle社の「プロジェクト・アリストテレス」で成果を出すチームの研究から注目され始めました。なぜ、心理的安全性が必要なのでしょうか。心理的安全性が確保された介護現場では、チームがより良いケアを提供でき、職員の離職率低下やモチベーション向上につながります。今回のコラムでは、現代における心理的安全性の重要性ついて考察します。