2023年1月29日(日)に筆記試験が行われる「第35回 介護福祉国家試験」 に向けて、受験されるみなさんは最終追い込みでお勉強を頑張られている時期ですね✨
この記事では、改めて介護福祉士を目指す皆様を対象として「介護福祉士国家試験って何?」をまとめます!
介護福祉士国家試験とは
社会福祉士及び介護福祉士法(1987年5月26日制定、2007年12月5日改正)により定められた介護系資格唯一の国家資格です。
「介護福祉士」とは、第四十二条第一項の登録を受け、介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護(喀痰吸引その他のその者が日常生活を営むのに必要な行為であつて、医師の指示の下に行われるもの(厚生労働省令で定めるものに限る。以下「喀痰吸引等」という。)を含む。)を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うこと(以下「介護等」という。)を業とする者をいう。
昭和六十二年法律第三十号
社会福祉士及び介護福祉士法 第二条
この『社会福祉士及び介護福祉士法』に基づいた資格が「介護福祉士」となります。
介護を行う上での専門的知識を持っていると国に認められた、いわば介護のプロフェッショナルな資格です。介護の職場においてもチームリーダーとしての役割や、介護スペシャリストとしての期待も高く、業界内では大変重要な資格となっています。
上図にある「認定介護福祉士」は民間資格ですが、現在の介護キャリアパスにおいては最上位資格と位置づけられ、介護福祉士のリーダー的存在として考えられています。
https://www.jaccw.or.jp/nintei/certification/role
介護福祉士と社会福祉士の違い
資格の種類として混同するものとして、介護福祉士と社会福祉士があります。
介護福祉士は、高齢者の身体介護と生活援助を中心とし、主にデイサービスや訪問介護、入所型の介護施設で活躍される資格です。
一方、社会福祉士はさまざまな年代の方から相談を受け、助言や指導を行い、主に障害者支援施設や地域包括支援センター、児童福祉施設などで活躍される資格です。
筆記試験(令和5年1月29日)
35回介護福祉士国家試験の「筆記試験」試験地は以下となります。
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
また筆記試験の内容としては、
①人間の尊厳と自立、 ②人間関係とコミュニケーション、 ③社会の理解、 ④介護の基本、 ⑤コミュニケーション技術、 ⑥生活支援技術、 ⑦介護過程、 ⑧こころとからだのしくみ、 ⑨発達と老化の理解、 ⑩認知症の理解、 ⑪障害の理解、 ⑫医療的ケア、 ⑬総合問題
が出題されます。
実技試験(令和5年3月5日)
一方、実技試験は試験地は東京都と大阪府の2試験地に限定され、介護等に関する専門的技能が出題されます。この実技試験は、受験ルートによっては免除されることもありますので、詳細についてはこの後の「受験資格について」をご覧ください。
介護福祉士の合格率ってどれくらい?
合格率は72.3%!
国家資格でありながら高確率での合格となっているようです。
当資格について、養成施設別の合格率などもこちらで公表されています。
https://www.mhlw.go.jp/content/12004000/000917102.pdf
参考までに「社会福祉士」の昨年合格率は、31.1%となっています。
筆記試験どんな問題がでるの?
過去問題も公開されています。
- 人間の尊厳と自立(PDF:77KB)
- 人間関係とコミュニケーション(PDF:67KB)
- 社会の理解(PDF:155KB)
- 介護の基本(PDF:163KB)
- コミュニケーション技術(PDF:142KB)
- 生活支援技術(PDF:351KB)
- 介護過程(PDF:139KB)
- 発達と老化の理解(PDF:124KB)
- 認知症の理解(PDF:141KB)
- 障害の理解(PDF:150KB)
- こころとからだのしくみ(PDF:155KB)
- 医療的ケア(PDF:92KB)
- 総合問題(PDF:220KB)
解答についてはGoogleなどで「第34回 介護福祉士国家試験 解答」などで検索すると、福祉系専門学校などが掲載しておりますので、そちらをご覧ください。
受験資格(=受験するための前提)について
介護福祉士を受験するためには、様々なルートに応じた受験資格、いわゆる「受験条件」があります。
それぞれのルート毎の詳細は以下よりご覧ください
来年を目指す!第36回 介護福祉士国家試験試験(令和6年1月予定)
本年令和5年1月29日の試験は開催間近ですが、これから介護福祉士を目指そう!という皆さんには、令和6年1月の受験に向けた準備をスタートされることをオススメします✊✨
※ 以下日程は、公式サイトに掲載された予定となっておりますので、ご注意ください。
申し込み受付期間
令和5年8月上旬から9月上旬
筆記試験日程
令和6年1月下旬
実技試験日程
令和6年3月上旬
1月29日(日曜日)の試験まで、後数日!受験されるみなさんがんばってください!
そして来年受験を目指す皆さん、1年間の受験勉強がんばりましょう?✨