たくさんの洗濯物があるとき。 天気が良くない日が続いて、なかなか一気に乾かすことができないとき。 乾燥機がなかったり、コインランドリーはどれも埋まっていて。でも「今すぐ乾かしたい」というとき。 そんなときに洗濯物が早く乾くコツを知っていたら、助かることがあるかもしれません。 今回はそんな「洗濯物を早く、たくさん乾かすコツ」をご紹介します。 たくさん洗濯物があるときや、梅雨時などにもお役に立つと思います。 ぜひ実践してみてください。
洗濯物が早く乾く条件
洗濯物を乾かすために必要なことは、“空気の通りをよくすること”。
まずはこちらを覚えておいてください。
乾かす=湿気を飛ばす
ということなので、風通しを良くすることで乾くまでの時間が短くなります。
そして、早く乾かすための条件はこの3つ。
- 気温は高く、湿度は低く
- 風通しをよくする
- 洗濯物にあたる風の表面積を多くする
こちらを覚えておくと、干すときに自分でもちょっとした工夫ができるかもしれません。
早く乾かすための干し方
では実際に、早く乾かすための干し方についてご紹介します。
干す洗濯物の種類によっておススメの干し方があるので、ぜひ参考にしてくださいね。
①アーチ干し
Tシャツなど、ハンガーにかけて干すものにおススメ!
物干し竿などに干す際には、竿の外側に丈が長い面積の大きいものを、内側には丈の短いものを、アーチ状になるように干す方法です。
内側に風が通りやすくなり、洗濯物が乾きやすくなります。
ちなみに外側は風が当たりやすいので綿素材のものを、内側は洗濯物が密集することになるのでポリエステル素材のものを干すといいそうです。
②筒干し
ジーンズやパンツなどにおススメ!
布の重なりが多いジーンズやパンツを、空気が通りやすくなるようにウエストの部分を広げ筒状にして干す方法です。
ウエストの両側だけを挟むより、履いている状態に近く、筒状にするのがポイントです。
③M字干し
毛布など、厚みのある大きなものにおススメ!
物干し竿2本をまたぐようにして、洗濯物の真ん中が沈み込むように(M字になるように)干す方法です。
こちらも風に当たる部分が多くなるため、早く乾きます。
④三角干し
毛布やシーツなど大きめの洗濯物におススメ!
こちらは、干す場所に余裕がある場合にやってみてください。
物干し竿に、毛布やシーツの対角線が来るように干す方法です。
垂れ下がった部分が三角になるため、水分が集まりやすく、より早く乾きます。
ただしM字干しよりも場所を取るので、その場合はM字干しやじゃばら干しにしてみてくださいね。
⑤じゃばら干し
バスタオルやシーツなど、薄手で大きめのものにおススメ!
角ハンガー(洗濯ばさみが並んでいる物干し用のハンガー)などに、ジグザグに生地が重ならないように干す方法です。
じゃばらにすることで風通しが良くなり、乾きやすくなります。
⑥囲み干し
バスタオルなどにおススメ!
角ハンガーの外周をぐるっと囲うように干す方法です。
タオルの端と端を開け、空気の通り道を作ると早く干すことができます。
道具を使うことで早く干す方法
次は、天気の良くない日などに部屋干しをする際に実践できる干し方です。
道具を使って早く乾かすことができます。
①布団乾燥機と衣類乾燥袋をセットで使う
干した洗濯物を覆うように衣類乾燥袋を被せ、布団乾燥機で暖かい風を送り込む方法です。
また、最近では衣類乾燥機能付き布団乾燥機も販売されており、「マットタイプ」や「ノズルタイプ」といったものもあるそうです。 乾かしたい洗濯物の用途によって、選ぶと良さそうですね。
②扇風機やサーキュレーターを使う
洗濯物に含まれる水蒸気は下へ下りてくるため、洗濯物の下から風が当たるように、扇風機やサーキュレーターを設置します。
洗濯物からは1メートルくらい離して、風量は弱で設定。コストが低く済むのもありがたいですね。
③除湿器を使う
除湿器を使うことで、洗濯物を早く乾かすことができます。
最近は送風機能など衣類を乾かす機能がついている「衣類乾燥除湿器」もあり、幅広い機能が搭載されています。
④エアコンを除湿モードにする
エアコンで室内の湿気を回収することで、早く乾かすことができます。
⑤洗濯物の下に丸めた新聞紙を置く
先程、扇風機・サーキュレーターの項目でもお伝えしたように、洗濯物に含まれている水蒸気は下へ下りていくため、洗濯物の下に丸めた新聞紙を置くことで湿気が吸収されます。
雨などで濡れた靴の中に丸めた新聞紙を入れておくといいというのも、同じ仕組みです。
これら道具を使って乾燥される場合は、乾燥した洗濯物から順番に取り込んでいくことも効率よく乾かすコツです。
グッズを利用してみるのも
その他にも以下のようなグッズも販売されているので、早く洗濯物を干すためのアイテムとして使ってみるのもよいですね。
・ズボンハンガー
ウエスト部分を大きく広げて干せる形のハンガー
・パーカー対応ハンガー
フード部分を固定して干すことができるハンガー
・スパイラルハンガー
渦巻のようにくるくるしたハンガー。シーツなど大物の洗濯物を巻き付けて、干すことができます。
いかがでしたでしょうか。 洗濯物がたくさんあると、「早く乾かせたら」と思うことがありますよね。 干し方を工夫したり、便利な道具を使うことで、早く干すことができると思います。 今回ご紹介した干し方や、様々な道具を使って、ぜひ試してみてください。