先日、初めて「スケッター」を利用し「住宅型有料老人ホーム 結の樹 天白」さんの介護現場を体験させていただきました!
スケッターとは?
無資格でも、未経験でも、すきま時間だけでも。
スケッター公式サイト
明日から、あなたもだれかの“助っ人”に。
ということで、介護に興味ある方であれば誰でも介護事業所の助っ人になれるよ!のコンセプトでマッチングをされているサービスです。
日本一おもい問題に、
日本一かるい答えを。
きたる2025年。
この国では約38万人の介護職員が足りなくなります。だれもが分かっていた重大な問題。
同時に、だれもが目を背けてきた問題です。もう待てない。でも解決の糸口が見つからない。
そんな状態がつづいて今日に至ります。わたしたちは考えました。
眉間にシワを寄せて、会議室で議論しても仕方がない!
現場に行こう!そこにいる人たちの声に耳を傾けよう!と。そこで気が付いたのです。
介護施設には、ちょっとしたお手伝いのチャンスがあふれていることに。
ちょっとしたお手伝いでも、施設の方は喜んでくれることに。
そして、喜んでもらえると自分自身が幸せなことに。そうやってたどり着いた答えが、スケッターです。
スケッター公式サイト「スケッターとは」
かるーくでいい。かるーくがいい。
あなたがいれば、ぜったい未来は変わるから。
住宅型有料老人ホーム 結の樹 天白
「住宅型有料老人ホーム 結の樹 天白」さんは、愛知県名古屋市で活動されていらっしゃいます。
公式インスタグラム https://www.instagram.com/yuinoki0405/?hl=ja
結の樹 – 地域と共に歩む時間 –
私たちのまわりにある常識は、20年前には⾮常識であることがたくさんあります。
きっと20年後にはまた新しいルールが⽣まれ常識が変化します。
そして、その新しいルールを作るのは今を⽣きる私たちです。
結の樹ではダイバシティーの実現に向け様々なことにチャレンジをします。
プログラミング体験会・こども⾷堂・YouTube
⼀⾒介護とは無関係に思えることも、実は全てが繋がっています。
『Connecting the dots』先⼊観にとらわれることなく
あらゆる可能性を信じアクションし続けます。
結の樹公式サイト「結の樹について」より
体験レポート
体験当日、現場へ!
今回、私が申し込みをさせて頂いたのは、こちらの募集でした。
体験申し込み後、頂いた丁寧なメッセージを確認し、現地へお伺いしました。
体験時間は10時から16時まで。
今回は、菅原さんがスケッターから来た私の「担当」ということで、様々な現場に帯同させていただきましたが、菅原さん、髪の毛が青いんです!
正直お会いした瞬間は「お・・派手!!」と驚きは隠せませんでしたが、
彼の介護業界に対する思いや、事業所の中での役割、ご利用者さんとの素敵な関係性など、様々なお話を聞いていくなかで、ご利用者さんからもご家族からも慕われ信頼されていることに疑いの余地はありませんでした。
介護に携わる方たちは「職人」だと再認識
何気ない会話や出来事からヒントを得て、コンディションを図ろうとする姿勢
ある時間帯、普段と違う大きな声を発せられているご利用者さんがいらっしゃいました。
「排泄のタイミングが近いのかもしれません」と菅原さんから教えて頂きました。
すでにKOT -3の状態で「そろそろ今日が次のタイミングになりそう」とのこと(KOTとは)。そのような状況では、日常との変化が大切なヒントとなり、過去の記録と、今目の前でリアルタイムで起こる出来事をリンクさせながら様々な可能性を想起し、瞬時に最適な判断をされていくんですね。
介護に携わられている方たちは「そんなの、あたりまえのことだよ」と思われるかなぁ・・と想像しながらこの出来事を書いていますが、僕たちの目線からは、これら一つ一つのケアが「プロの仕事」に見えています。多くの経験を積まれた上で判断できるスキルですよね。
でも、そのような感覚で介護という仕事を見つめるには、今回のように介護現場を至近距離で見なければ、理解や共感出来ないことなのかもしれません。私自身、そのことがとてももどかしく思いますし、少しでもその状況に変化が起こせるような取り組みができればいいな、とも思います。
真剣な眼差しに変わる瞬間
ご利用者さんとのにこやかなコミュニケーションが続き、ほのぼのした会話をされていると「じゃぁ車椅子に移動しましょうね」と菅原さん。
何気なく菅原さんの表情を見ていたのですが、一気に集中力が増し、強い眼差しに変わる瞬間がありました。事故にならないために集中することは当たり前のことかもしれませんが、「やっぱり介護ってすごい仕事だなぁ」と強く思う瞬間でもありました。素直にカッコよかった!
本当の家族のような細やかな気配り
移乗しランチの場所へ。
カーディガンを着たいとご利用者さま。厚手がいいかなぁ、薄手がいいかなぁ、と2人で悩む空気は家族そのもの。着衣した後は、衣服の着心地を丁寧につくる細やかな気配りがあったり、少し髪の毛をといでさしあげる姿、とても微笑ましい瞬間でした。
お食事での一コマ。
おひとりおひとりの表情をみながら「あ、今日カボチャだ!」「美味しいねぇ」。
和やかで家族のようなコミュニケーションがここにはありました。
そんな風景を見せていただくと、あっという間に終了の4時を迎えていました。
スケッター体験を終えて
私にとってとても貴重な体験をさせて頂いた一日になりました。
今回、みなさんの優しさとプロ意識を感じ、改めて私達ブライト・ヴィーも介護のみなさんと共にお仕事をさせて頂けることを嬉しく思います。
結の樹社長メッセージから考える「スケッター」の意義
体験を終え帰る道中、丸山社長からスケッター経由でこんなメッセージを頂きました。
朝からお疲れ様でした。
介護現場を体験いただき、飯田さんにとって有意義な機会となりましたでしょうか?
結の樹としては、外部より来ていただく事による緊張感が何にも変えがだい経験になり、とても勉強になりました。 まだまだ未発達の法人ですのでこれからも変わらないご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
ありがとうございました。
当日は、参加する事に精一杯になっていて、私自身は気づいていませんでしたが、丸山社長がおっしゃられるように第三者から見られるという「緊張感」は、人を成長させる大切な要因になるのかもしれませんね。
まさかスケッターに参加させていただくことでそんな効果が生まれているとは想像もしませんでした。
スケッターが、介護事業所を育てる可能性
スケッターは「誰かを助ける」ことを主旨とされており「多忙を極める介護現場を助ける」といった理想的な姿にたどり着くには信頼関係の構築や力量の見極めなどが必要な印象もあり、「4時間」という体験時間は受け入れ側、体験側、両者にとって少し短いのかな・・とも感じました。
正直言いまして、私も当日お手伝いできことといえば、ちょっとした事務作業を数十分できた程度でした(それでもとても感謝され、すごく嬉しかったです!)。
ですが「スケッターが現場スタッフを育てる」という意味合いを考えると、大きな意義を持てるのかもしれません。
菅原さんはケアをされている随所で「今、こんな状況が見えたので、こう考えて、この後こんな行動をします。見ていてくださいね」と声掛けをしてくださいました。
私の想像になりますが、菅原さんももしかすると現場に入った初期はそこまでの考察や技量はなかったのかもしれません(菅原さん、勝手な想像でごめんなさい!)。
ですが、スケッターで来られた第三者やインターンの方たちとの交流を重ねていく中で、ロジカルでプロフェッショナルなケアのスタイルにたどり着いたのかもしれないなぁと勝手ながら思いました。
もちろんスケッターだけが、彼を成長させた訳ではないでしょうし、彼の努力や「介護業界を変えたい」という強い思いには大変共感し、刺激を頂きました。
スケッターは、そんな彼や、チャレンジを続ける結の樹 天白さんを更に成長させる一助になっている、そんな気がする一日でした。
最後に
当日ご丁寧に対応いただきました丸山社長はじめ、
つきまとう私にたくさん話しかけてくださった菅原さん、
ケアコンダクターとして忙しく動き回る中、統括リーダーとしての課題を聞かせていただいた都竹さん、
そして結の樹を事務という立場で強力に支えていらっしゃる小林さん、
お話はできなかった他のスタッフ様に加えて、お部屋にお邪魔させていただいたご利用者さま。
みなさんから多くのお話を聞くことができ、たくさんの笑顔とプロの現場を見せて頂きとても貴重な体験となりました。
1日本当にありがとうございました!
結の樹さんSNS等 ご紹介
最後になりましたが、結の樹さんのSNSをご紹介しますね!
是非是非ご覧くださいませ? TikTok、すごい視聴数ですね!!
■ 住宅型有料老人ホーム 結の樹 公式インスタグラム @yuinoki0405
https://www.instagram.com/yuinoki0405/?hl=ja
■ 介護の魅力を現場からお届け中♪TikTok @_yuinoki0405