サービス提供責任者とは
サービス提供責任者、通称「サ責(サセキ)」は、訪問介護事業を運営する上で非常に重要な役割の方たちです。
具体的な役割として
- ケアマネージャーとの窓口・連携
- 訪問介護に出向くヘルパーさんとご利用者さんの調整全般
- ご利用者さんのアセスメント
- 訪問介護計画書の作成
などが代表的なお仕事とされていますが、その仕事は多岐にわたります。
ここでは深くふれませんが、サ責にご興味があるかたはこのような書籍をご覧頂くと詳細をご理解いただけるかと思います。
どんな方をサ責として在籍させれるのか
サ責は「サービス責任者」といった資格があるわけではなく、役割の呼称となります。
サ責として任命できるのは以下の条件を満たした方たちです。
- 介護福祉士
- 実務者研修 修了者
参考)社団法人 認定介護福祉士認証・認定機構 認定介護福祉士登録名簿
また、現在の資格制度ではなく旧課程でも認められるケースがありますが、2018年に資格要件の見直しが行われ、現時点で認められているのは「ホームヘルパー1級過程終了者」のみとなっております。
※ 2021年9月12日 現在の情報となりますので、最新状況については行政ホームページにてご確認ください。
訪問介護事業所にサ責は何人いればいい?
サ責の必要人数については、地域ごとに若干の差異が見られますが、概ね地域差のないと考えられている必要人数を以下にまとめました。
必要人数は「直近3ヶ月での利用者数」に対応して算出されます(開業前の場合は見通しで良いとされています)。
上に示した例では記載していませんが、大阪府などでは、
利用者数が200人超の場合、常勤換算方法としない場合に必要となるサービス提供責任者の員数に2を乗じて3で除して得られた数で良い
大阪府 訪問介護 / 指定申請について / 1人員及び設備に関する基準について
このような記載もあり、大規模事業所については追加規定が指定されている可能性がありますので、合わせて地域特定要件の確認が必要となってきます。
#大阪府 https://www.pref.osaka.lg.jp/jigyoshido/shien/houmonkaigoshinsei.html
#東京都 https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kourei/hoken/kaigo_lib/tuutitou/2_houkai.html