厚生労働省では、介護現場におけるICT化を進めています。
ICTの活用については、従来の紙媒体での情報のやり取りを抜本的に見直し、ICTを介護現場のインフラとして導入していく動きが求められています。
厚生労働省「介護現場におけるICTの利用促進」https://www.mhlw.go.jp/stf/kaigo-ict.html
自治体によっては「勤怠管理」や「コミュニケーション」「人材管理」なども助成対象となることもあり、助成金を活用したICT化は、福岡県を含む全国の多くの介護事業所のICT化を下支えしています。 また、全国共通の「IT導入補助金」は、年間を通じて開催され、先述の「勤怠管理」をはじめ様々なソフトウェアが対象となり、活用シーンがより広がっています。
助成金名称 | 申請期限 | 補助率・補助上限額 | 補助対象・区分・要件 |
2023/09/20(水)
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1)介護ロボットを導入する事業 機器一台につき、補助対象経費の実支出額に4分の3を乗じた額(千円未満切捨て)と、下記に掲げる区分に応じ、基準額とを比較して、少ない方の額を補助額とする。 移乗支援又は入浴支援の場面において利用される 介護ロボット 100万円 上記以外 30万円 1回あたりの限度台数は、利用定員数の2割の数とする。 (2)見守り機器を効果的に活用するために必要な通信環境を整備する事業 一事業所につき、補助対象経費に4分の3を乗じた額 (千円未満切捨て)と、150万円とを比較して、少ない方の額を補助額とする。 |
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2023/06/09(金)
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(1)介護施設等の大規模修繕の際にあわせて行う介護ロボット・ICT導入支援事業 ■事業内容 特別養護老人ホーム等の大規模修繕の際に、併せて行う介護ロボット・センサー、ICTの導入に必要な経費について補助 ※大規模修繕とは、「一定年数を経過して使用に堪えなくなり、改修が必要となった浴室、食堂等の改修工事や外壁、屋上等の防水工事等施設の改修工事」又は「一定年数を経過して使用に堪えなくなり、改修が必要となった給排水設備、電気設備、ガス設備、消防用設備等付帯設備の改造工事」を指します。 「いずれかに該当する工事等を実施しない場合」や、「工事等の内容と介護ロボット・ICTが直接関連しない場合」は補助対象外です。 (例えばナースコール導入のためのWi-Fi工事は、その工事自体が「ICT導入」にあたるため、「大規模修繕」には該当しません。)※補助対象経費はあくまで介護ロボット・ICT導入に係る部分のみです。 大規模修繕の工事費等は補助対象になりません。 ■対象施設特別養護老人ホーム及び併設ショート、介護老人保健施設、介護医療院、ケアハウス(特定施設)、養護老人ホーム、介護付き有料老人ホーム、認知症高齢者グループホーム、(看護)小規模多機能型居宅介護、定期巡回、都市型軽費老人ホーム、施設内保育施設 ■補助上限額 33万6千円(1床当たり) ※定期巡回は560万円(1施設当たり)、都市型軽費老人ホーム・小規模な養護老人ホームは16万8千円(1床当たり)、施設内保育施設は168万円(1施設当たり) |
「キャリアアップ助成金」は、非正規雇用の労働者または有期雇用の労働者(有期契約、短時間労働、派遣労働など)の、介護事業所内でのキャリアアップを促進することを目的とした制度です。労働者の正社員化や処遇改善の取り組みを実施した事業主に対して、国から助成金が支給されます。